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幕末から明治にかけて、文明開化の窓口となった横浜の様子を伝える浮世絵の展示会が、千葉県野田市で開かれています。
この展示会は、野田市の茂木本家美術館が所蔵している浮世絵を紹介しようと開かれたもので、幕末から明治にかけて制作された35点が展示されています。

三代歌川広重の「横浜海岸鉄道蒸気車図」には、蒸気によって力強く動く機関車や船の様子が、鮮やかな色使いで表現されています。

今の千葉県出身とされ、横浜を題材にした作品が得意だった歌川貞秀の「横浜異人商館之図」は、洋服の外国人や着物姿の日本人が港の近くの商館でくつろぐ様子を伝えています。

茂木本家美術館の岩崎泉学芸員は「色鮮やかに表現された異国情緒豊かな浮世絵の魅力を感じてほしい」と話しています。展示会は、今月22日まで開かれています。