https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170930-00000026-mai-soci

「民進党蘇生計画」。中央公論新社が今月25日に発売したばかりの電子書籍が
ネット上で話題になっている。

ジャーナリストの田原総一朗氏の司会で、玄葉光一郎総合選対本部長代行や
週刊誌報道を受けて離党した山尾志桜里氏など民進党の前衆院議員らが徹底討論。
玄葉氏は「消費増税の議論から逃げない」、山尾氏は「明確な対立軸を自信を持って
打ち出す」と訴える。野田佳彦前首相は「党はバラバラではない。多様性は党の力」と明言。
識者同士の対談では「アベノミクスに替わる選択肢を」と処方箋が示される。

同社によると、都議選で自民党が大敗したにもかかわらず民進党の支持率が
上がらなかったことから企画した中央公論8月号の特集記事を電子化した。

同社は27日夜に公式ツイッターで発売をPR。ところが、その直前の同日午後から、
民進党が希望の党と事実上合流する方針が報じられ始めた。担当者が
「刊行したばかりなのに」「『2017年なんとも間が悪い出版大賞』あれば、狙いたいレベルです」
とツイートすると、「泣かないで」「逆に読みたくなった」などのメッセージが寄せられた。

斎藤孝光編集長は「流れを読めなかった批判もあるが、面白いと読んでくれる人もいる。
これほど反響があるとは思わなかった。失敗の研究としても読めるのでは」と話している。