朝日新聞2017年10月1日18時59分
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 民進党の辻元清美氏(57)が1日、衆院の解散後初めて地元の大阪府高槻市で街頭演説し、「私は『踏み絵』を踏まない。1人からの出発をする」と述べ、大阪10区(高槻市、島本町)から無所属で立候補する考えを明らかにした。

特集:2017衆院選
タイムライン:衆院選2017 発言録

 辻元氏はこの日の午後に東京から戻り、JR高槻駅前に集まった支持者ら約400人を前に演説した。辻元氏が「1人でやっていこうと決めた」と話すと、支持者らから「そうだ」とのかけ声と拍手が起きた。

 新党「希望の党」代表の小池百合子・東京都知事が、憲法観などの主要政策で一致しない民進の立候補予定者を「排除する」と発言したことを踏まえ、辻元氏は「私は皆さんを排除しない。現実的なリベラルの力が必要だ」と有権者に呼びかけた。

 演説後、辻元氏は報道陣に民進リベラル系の前衆院議員らの新党結成の動きについて問われ、「いまのところ無所属で戦わざるを得ない人が当選できるような受け皿ができればいいと思うが、(衆院選の公示まで)日にちもなく、現実的に対応できるのか。いまは暗中模索」と述べ、リベラル系の新党参加の可能性を否定しなかった。