【ラスベガス時事】
米西部ネバダ州ラスベガスの銃乱射事件から一夜明けた2日、自殺した容疑者がコンサート会場に向けて発砲した
高級ホテル「マンダレイ・ベイ・リゾート・カジノ」付近の目抜き通りは警察の規制線が張られ、テレビ局の中継車が数十台集まるなど物々しい雰囲気に包まれた。

負傷者を手当てした看護師は「まるで野戦病院のようだった」と硬い表情で話した。

「撃たれる! 助けて」。休暇でシカゴからラスベガスを訪れていたトム・ドレさん(62)は事件発生時、助けを求めて叫びながら走ってくる少女を車に一時保護した。
「少女はほとんど何も話せない状態だった」が、ドレさんは現場に近づくにつれて混乱状況を察知した。
「あんなにたくさんの救急車は見たことがなかった」と話した。

看護師のジョン・ディマヤさん(40)は、急きょ勤務先の病院に呼び出されて運び込まれた負傷者の救護に当たった。
「大人から子どもまで数多くが運び込まれて誰も何が起きているのか理解していなかった」と語る。

ディマヤさんはラスベガスで生まれ育ったが、「こんな惨事は初めてだ」とこわばった表情。
「医師や看護師は最善を尽くしている」と負傷者の回復を祈った。

乱射事件の現場は、高級リゾートホテルやカジノが立ち並ぶ観光地の中心。
隣接する空港に着陸する旅客機が上空を低空飛行で行き交っていた。
近くの商店で働く女性は「朝出勤してきたら警察が道路を封鎖していた。全く信じられない」と驚いていた。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171003-00000018-jij-n_ame
10/3(火) 7:41配信