東京都町田市の自宅で生後1カ月の長女を激しく揺さぶって死亡させたとして、警視庁捜査1課は3日、建築業、中馬隼人容疑者(40)=同市木曽西2=を傷害致死容疑で逮捕した。同課によると「事実ではありません」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は1月13日午後11時すぎ、自宅リビングで生後1カ月の長女ひかりちゃんの頭部を強く揺さぶるなどの暴行を加え、急性硬膜下血腫などの傷害を負わせ、3月22日に頭部外傷に起因する肺炎で死亡させた疑い。

 ひかりちゃんは両親と3人暮らし。事件当時、母親は入浴中で、リビングには中馬容疑者とひかりちゃんだけがいた。母親がひかりちゃんがベビーベッドの上で意識不明になっていることに気付き、119番通報した。

 同課は医師の所見から、ひかりちゃんは激しく揺さぶられたことで脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」で重体になったと判断。一緒にいた中馬容疑者が関与したとみている。

2017/10/3 11:30 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2181812003102017CC0000/