東芝(6502)は3日、カザフスタンの国営企業カザトムプロム社から、同社が保有するウエスチングハウス(WEC)の持ち株会社株式全て(出資比率10%)を売却する権利を行使するとの通知を受けたと発表した。

WECの株主構成は東芝が90%、10%がカザトムプロムで、所定の条件で譲渡できるプットオプション契約を結んでいた。カザトムプロムの行使で、東芝はWEC株を約590億円で取得する。取得日は2018年1月1日の予定。

業績への影響については投資勘定の減損により153億円の損益悪化が発生するとしている。8月10日に発表した2017年度連結業績に織り込み済みで、業績見通しに変更はないという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

配信2017/10/3 16:25
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL03HFH_T01C17A0000000/