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先月、不信任案が可決され、内閣が総辞職したモンゴルで4日、与党・人民党のフレルスフ氏が新しい首相に就任しました。

モンゴルでは先月、エルデネバト前首相の指導力不足などを理由に野党が提出した内閣不信任案が与党議員の一部も賛成に回ったことで可決され、内閣は総辞職に追い込まれました。

その後、後任の首相をめぐって調整が続けられてきましたが4日、与党・人民党のフレルスフ氏が新しい首相に就任しました。

フレルスフ氏は、モンゴルの首都ウランバートル出身の49歳で、非常事態担当相や副首相などを歴任しました。

経済の低迷が続くモンゴルでは、景気対策や財政の立て直しが喫緊の課題となっていますが、与党がとった財政緊縮策に国民が反発し、ことし7月の大統領選挙では野党の候補が当選する一因となりました。

フレルスフ氏は、2週間以内に閣僚名簿を議会に提出する予定で、与党の一部でも反対の声があがる財政緊縮策をどのように実行していくのかその手腕に注目が集まっています。

10月5日 1時01分