0448名無しさん@1周年
2017/10/06(金) 00:30:41.77ID:6AOPhjCw0もともとミュージッシャン志望だったんだよね。
この人は
『日の名残り』でブッカー賞をとったときがピークで
その後は大きな賞もとってないし
盛りをすぎた人だとおもっていた。
長編小説も7作で、「わたしを離さないで」2005年はブッカー賞候補になったけど取れなかった。
つまり最近はそれほど絶大な評価・影響がある作家と思えなかった。
到底ノーベル賞に到達する作家とおもってなかったのでマジでびっくりだった。
キャリアとか傑作といわれる作品の数でいったら
村上春樹が圧倒的に上だったのに取れなかった。
こうなると村上春樹の小説の志向性、つまり文学的な実験と嗜好というのが
ノーベル賞の社会寄与・政治変革といった面の重視と必ずしも
一致していないのではという危惧がある。村上春樹は意図的に政治的なものを排除して
文学的作品をつくってきた面が強いけど
今後は政治小説・社会小説を意図的に書かないと駄目かもしれない。