イギリス映画日の名残りを観て原作を読みたくなりその時初めてカズオイシグロを知った 日本人じゃんと驚いたのを覚えている
主人公は大きな屋敷に住む貴族に仕える執事 女中頭との純愛も
時代は大きく変化して貴族が次々に没落し、新興の資本家が勃興する
そんな大きなうねりになすすべなく翻弄されていく旧時代の人たち
海外ドラマ、ダウントンアビーの先駆けとも言える
小説は抑制の効いた静謐な文体 描写は繊細で人物の感情を深く感じ取ることができる