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10月6日 4時25分


アメリカ、ラスベガスで58人が死亡した銃の乱射事件で、容疑者の男は、所持していた銃の半数以上を去年10月以降に購入していたことがわかり、警察当局は、この時期に事件につながる生活の変化がなかったのか詳しく調べ、動機の解明を進めています。

アメリカ西部ネバダ州のラスベガス中心部で1日夜に発生した銃の乱射事件で、警察は、事件後に死亡したパドック容疑者(64)が、ホテルの32階から銃を乱射して58人を殺害、489人にけがを負わせたとして捜査しています。

地元メディアによりますと、パドック容疑者は、35年前から銃を購入し始め、事件があった際には、自宅などで47丁の銃を所持していましたが、その後の捜査当局の調べで、このうち33丁を去年10月以降の1年間に購入していたことがわかりました。また、この時期に購入した銃の多くが、殺傷能力の高いライフルだったということです。

近所に住む人たちによりますと、パドック容疑者は周囲との交流がなく、警察当局は「秘密の生活を送っていた」と表現していて、銃の購入が増えた去年10月ごろに、事件につながる生活の変化がなかったか、引き続き、同居していた女性から話を聞くなどして動機の解明を進めています。