http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171006/k10011170291000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012


日産自動車は資格がない従業員に車の出荷前の検査をさせていた問題について、事実関係や原因を詳しく調べるため社内に第三者を含めた調査チームをつくり、現場の従業員らから話を聞いています。

これまでの社内調査では、資格がない従業員が検査を行っていたにもかかわらず書類には資格がある検査員の印鑑が押され、適切に検査を行ったように装っていた可能性が浮上しています。
こうした行為は国内5つの工場で確認され、組織的に不適切な検査を行っていた可能性も出ています。
さらに必要な研修を受けていない短期契約の期間従業員にも検査をさせていたこともわかっています。

このため第三者も含めた調査チームは、なぜすべての工場で不適切な検査が行われていたのかや、いつから行われていたのか、さらに検査が不適切だということを現場がどのように認識し、組織的な隠蔽や偽装がなかったかどうかを調べることにしています。

日産は今月中をめどに調査結果をまとめ、国土交通省に対し事実関係の詳細や再発防止策について報告することにしています。

日産の西川廣人社長は記者会見で「私自身が納得できる形で調べたうえで、どう責任をとるか処分を決めたい」と述べ、調査の結果を踏まえ社内の処分を検討することにしています。

10月6日 17時04分