北海道根室市の南東約300キロ沖で、北海道厚岸町のサンマ棒受け網漁船「第63福寿丸」(199トン、17人乗り組み)が、5日午後にロシア国境警備局の臨検を受けたことが7日、水産庁への取材で分かった。実際の漁獲量と操業日誌の数字が異なる疑いがあるとして、北方領土の国後島で詳しい検査を受ける見通し。

 水産庁によると、5日午後7時20分ごろ、全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京)から、福寿丸が臨検を受けたとの連絡があった。漁船は7日までに、国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリーリスク)に移動した。
http://www.sankei.com/smp/affairs/news/171007/afr1710070016-s1.html