http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171008/k10011171621000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007

まつたけが特産の岩手県岩泉町で、この秋、まつたけが深刻な不作となり、地元の農家などで作る組合がインターネットなどでの通信販売を中止したことがわかりました。岩泉町は去年、台風で大きな被害を受け、復興を目指す地域経済への影響が心配されています。

岩手県岩泉町は、「岩泉まつたけ」のブランドで知られる全国有数のまつたけの産地で、おととしは10トン余りが収穫されました。

ところが、地元のまつたけ農家などで作る「岩泉まつたけ事業協同組合」によりますと、ことしは深刻な不作で、インターネットなどでの通信販売を先月下旬に中止したということです。

全国各地から注文の希望が寄せられていますが、通信販売を再開する見通しは立っていないということです。

中には平年の1割程度しか収穫できていない農家もあるということで、不作の原因について組合は、この夏の天候不順が影響していると見ています。

岩泉町は、去年8月の台風10号による豪雨で大きな被害を受け、地域経済の再生が大きな課題になっていますが、まつたけが重要な産業だけに影響が心配されています。

10月8日 4時04分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171008/K10011171621_1710080033_1710080404_01_02.jpg