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11年前、川崎市にあるJRの高架下のトンネルで当時27歳の女性が刃物で刺されて殺害された通り魔事件で、警察は、別の通り魔事件で服役中の36歳の男が関わった疑いがあるとして、殺人の疑いで逮捕状を取り、近く逮捕する方針です。

11年前の平成18年9月、川崎市宮前区梶ヶ谷のJRの高架下のトンネル内の歩道で、近くに住むアルバイトの黒沼由理さん(当時27歳)が、何者かに刃物で胸や腹を刺されて殺害されました。

警察は、通り魔事件として捜査を続けていたところ、この半年余り後に現場近くで起きた別の通り魔事件で逮捕され、栃木県内の刑務所に服役中の36歳の男が、去年1月になって、この事件への関与をうかがわせる文書を警察に提出していました。

その後、警察は任意で事情を聞くなど裏付け捜査を慎重に進めたところ、事件に関わった疑いがあるとして殺人の疑いで逮捕状を取りました。近く逮捕する方針です。

男は、平成19年4月、同じ川崎市内の路上で面識のない女性を刃物で刺して大けがをさせたとして殺人未遂の罪で逮捕・起訴され、懲役10年の判決を受けて栃木県内の刑務所に服役しています。

警察は、今後、刑務所から身柄を移し、事件のいきさつや動機について詳しく調べることにしています。

10月8日 7時34分