うちのスペースシャトル、お譲りします――。

閉園まで残すところ3カ月を切った福岡県北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が、グランドフィナーレに向け、そんな“花火”を打ち上げた。

地元紙記者が言う。

「ここはその名の通り、宇宙をテーマとして、製鉄所の遊休地に1990年にオープンしました。
ジェットコースターのような絶叫系アトラクションだけでなく、宇宙を巡る人類の歴史をわかりやすく紹介するシアターや、
宇宙飛行士の訓練を実体験できる施設もあった。子供の知的好奇心をくすぐり、高い人気を誇っていたのですが……」

97年をピークに、徐々に来場者は減ってゆき、2005年に経営破綻。その後は北海道の会社が経営を引き継いだものの、かつての賑わいは戻らず、閉園の運びとなった。

「そこで園は、大晦日の営業最終日、盛大に花火ショーを催すことに。その資金を今、クラウドファンディングで集めているのです」

目標額は1500万円。出資者にはその額に応じ、最終日の入園チケットが貰えるなどさまざまな“特典”がつくのだが、

「驚いたのが、目標額より遥かに高い10億円を出資した人への特典。
オープン以来園内にどんと鎮座している、スペースワールドのシンボル『ディスカバリー号』の実物大模型をプレゼントする、というんですから」(同)

しかも、

「運搬費など、移設にかかる経費はその中に含まれていないそうです」(同)

そんな“悪条件”にもかかわらず、

「“町おこし”にと、興味を持っている自治体もあるそうです。単なる冗談では終わらないかもしれません」(同)

閉園までに、買い手をディスカバリーできるか。

「週刊新潮」2017年10月12日神無月増大号 掲載

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171011-00531262-shincho-soci
10/11(水) 5:58配信

http://www.spaceworld.co.jp/wp/wp-content/themes/spaceworld/images/school/ojt_img05.jpg
http://drkssk27.web.fc2.com/02space/sp5.jpg
http://maxcarter.up.n.seesaa.net/maxcarter/image/A5B9A5DAA1BCA5B9A5EFA1BCA5EBA5C9A5B8A5A7A5C3A5C8A5B3A1BCA5B9A5BFA1BC.jpg
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