毎日新聞2017年10月11日 12時12分(最終更新 10月11日 12時31分)

居酒屋チェーンを展開する「養老乃滝」(東京都豊島区)は11日から、牛丼を十数年ぶりにレギュラーメニューとして復活すると発表した。
居酒屋のしめのメニューと位置づけた、一般的な牛丼並盛りより一回り小さいサイズで、かつてのレシピを基に提供する。

養老乃滝は、都心や繁華街の店舗を中心に、1977年から昼間は牛丼、夜は居酒屋というスタイルで営業。専門店「養老牛丼」が出店された時期もあった。
吉野屋などとともに、牛丼サービスの店として知られていたが、収益性の高い夜間の居酒屋営業に集中するため、2000年代初頭には提供を中止していた。

昨年11月にグループ創業60周年を記念し、東京・池袋の店で1日100食限定で提供したところ、またたく間に予定数を完売。
また、顧客から養老牛丼を懐かしんだり復活を望んだりする声も多く、1年間かけて準備を進めてきたという。
復活牛丼は「食べ飽きない、あっさり和風味」(同社)で、運営する居酒屋チェーン「養老乃滝」全360店舗のうち330店舗で提供する。
価格は税込み356円。【増田博樹/統合デジタル取材センター】

養老乃滝が以前展開していた牛丼専門店「養老牛丼」=養老乃滝提供
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「養老牛丼」復活を告知するポスター=養老乃滝提供
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