毎日新聞2017年10月11日 13時24分(最終更新 10月11日 13時32分)

スウェーデン発祥の家具チェーン店「IKEA(イケア)」長久手店が11日、愛知県長久手市のリニモ(東部丘陵線)公園西駅前で開店した。
イケアの大型店舗は国内9店目で、東海地方は初めて。午前10時の開店時には来店客1000人超が並んだ。

同店の売り場面積は約2万平方メートルで、国内のイケア店舗としては最大級。ソファやベッドなどの大型家具から食器などの日用雑貨まで約9500品目をそろえた。
愛知県で独自の喫茶店文化が発達していることを踏まえ、店舗内のレイアウトを提案するコーナーも用意。スウェーデン料理が食べられる飲食コーナーも設けた。

イケアは1943年創業で現在、世界28カ国に約340店を出店。日本では06年に千葉県船橋市で初出店した。
購入者が自ら組み立てる方式を採用して関連コストを削減し、機能性やデザイン性の高い家具などを割安な価格で提供することを売りにしている。

イケア日本法人のヘレン・フォン・ライス社長は同日、「周辺地域には若い世代や子育て世代も多く、低価格の家具を楽しんでくれるのでは」と話した。
同店は年間来場者数で400万人以上を目指している。【小倉祥徳】

https://mainichi.jp/articles/20171011/k00/00e/020/278000c