スバルは、27日に始まる東京モーターショーに、スポーツセダンの試作車を出品する。詳細は明らかにされていないが、高度な運転支援技術を備えながらも積極的に運転を楽しみたくなるセダンになるという。

 「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」と名付けられたこの試作車には、将来の自動運転時代を見据え、自動ブレーキなど同社の運転支援技術「アイサイト」の発展型となる先進デバイスを搭載。フェンダーが大きく張り出したスポーティーな4ドアセダンのスタイリングは、ハイパワー四輪駆動セダン「WRX」の次期型を想定したデザインコンセプトとみられる。

 同社はこのほか、モータースポーツ部門「STI」による2台のチューニングカー「S208」と「BRZ STIスポーツ」を出品。S208は、「WRX STI」をベースに専用の足回りや吸排気系を組み込み、カーボンルーフの採用で低重心化を図った。450台限定の抽選販売となる。「BRZ STIスポーツ」は、後輪駆動クーペ「BRZ」の最上級グレードとして市販を予定。グレーカーキの限定色モデルは100台限定で抽選販売するという。(北林慎也)

スバルが東京モーターショーに出品する「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」。大きく張り出したフェンダーが特徴的(スバル提供)
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「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」のフロントマスク。フロントグリルは市販車と同じ六角形デザイン
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「WRX STI」がベースの限定車
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S208の内装。いかにも軽量そうなバケットシートを備える
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S208のリア周り。レーシングカーのようなGTウィング
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「BRZ STIスポーツ」。カタログモデルらしく、外観はおとなしめ
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「BRZ STIスポーツ」の内装。フロントシートは大人っぽい色づかい
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「BRZ STIスポーツ」のリア周り。リアウィングは小ぶりで控えめ
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配信2017年10月11日14時23分
朝日新聞デジタル
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