正露丸のラッパ音やっと商標登録 必死の追加資料1千件
朝日新聞:2017年10月11日20時18分
http://www.asahi.com/articles/ASKB64FCDKB6PLFA001.html

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イベント会場に設置された「正露丸トイレ」。ドアを開けるとラッパのメロディーが流れる(大幸薬品提供)
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 正露丸のCMで流れるラッパのメロディーが9月末、商標登録された。「音だけ」の商標は初めてだ。
大幸薬品は、2015年4月に音が商標の対象に加わってすぐに出願していたが、認められたのは2年半後。商標の審査としては、異例なほど時間がかかった。

 旧日本軍の「食事ラッパ」を元にしたメロディーで、民間ラジオ放送が始まった1951年からCMに採用。
現在でも使われており、老若男女を問わず、多くの人が口ずさむことができる。大幸薬品は、登録「一番乗り」を狙った。

 ところが、伊藤園の「おーいお茶」や味の素の「あじのもと」などが認められた15年秋の第1弾からは外れた。
当落を分けた大きな違いは、音に合わせて商品名などの言葉が乗っているかどうか。
純粋に音だけのものは、「音だけでブランドが思い浮かぶほど浸透した証明が求められた」(担当弁理士)という。

 CMの放送記録、さかのぼれる…

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