・2016年10月28日から今年9月1日までに製造されたXが対象
・車を検査し調整が必要かどうかを確認するため自主的にリコール

気自動車(EV)メーカーの米テスラは、スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」約1万1000台をリコールする。折り畳み可能な2列目の座席で不具合が生じる可能性があるためだ。

テスラによれば、リコール対象は2016年10月28日から今年9月1日までに製造されたモデルXだが、そのうち問題が見つかるのは3%程度。モバイルサービスオペレーターにより、約10分で不具合を直せるという。座席ケーブルの不正確な調整が内部試験で発覚した。この不具合が関連する問題や事故の報告は一切ないとしている。

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テスラは電子メールで配布した資料で、「影響のある車を検査し調整が必要かどうかを確認するため自主的にリコールを行っている。事故報告は一切ないが、ケーブルの調整が適切になされていない場合、2列目の左側座席の背もたれが衝突の際に前方に動く可能性があることが内部テストで示された」とコメントした。

原題:Tesla Recalls 11,000 Model X SUVs Over Possible Seat Issue(抜粋)

配信2017年10月13日 13:49 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-13/OXQUK06JTSEB01