まとめ
・制御不能の衛星・宇宙船が地球へ落下する事故は、世界の宇宙開発史で決して珍しくない。

・地球上層大気は太陽活動などで不規則に変動するため、正確な落下予想は数日前でも困難。
・大気濃度の問題で、軌道の北限あるいは南限で落下する例が多い。
・衛星の軌道傾斜角=落下する可能性のある北緯〜南緯となり、北極南極を除くほとんどの範囲が含まれる。

・ほとんどの場合、地表の7割を占める海上に落下する。
・ほとんどの場合、大気圏突入で燃え尽き、落下物の被害は無い。
 ※極めて稀な事例として、カナダに落下した旧ソ連の原子炉衛星落下事故がある。