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韓国国防省は、13日、北朝鮮による軍事挑発に備えて、今月16日から朝鮮半島の周辺の海域で、アメリカ海軍の原子力空母や韓国海軍のイージス駆逐艦などが参加して共同訓練を行うと発表しました。

韓国国防省の発表によりますと、米韓両軍は、北朝鮮による海上での軍事挑発に備えて合同で作戦を遂行する能力の向上を図るため、今月16日から5日間の日程で、朝鮮半島の周辺の海域で共同訓練を行うということです。

訓練には、アメリカ海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」や、韓国海軍のイージス駆逐艦など、艦艇およそ40隻に加えて、F15戦闘機や哨戒機、ヘリコプターなどが参加するとしています。

期間中は、米韓両軍による空母の護衛や、北朝鮮の潜水艦とミサイルへの対応、それに、海上封鎖などの訓練を行うほか、韓国国防省の関係者によりますと、海上に展開した敵の特殊部隊に対する攻撃訓練も実施するということです。

米韓両軍は、去年10月にも、北朝鮮の朝鮮労働党の創立記念日から6日間にわたって海上での共同訓練を行いましたが、その際、最終日に、北朝鮮が北西部から新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」と見られる1発の発射を試みて失敗しています。

北朝鮮がことしの訓練にも強く反発するのは必至で、対抗措置として新たな軍事挑発に出る可能性があり、米韓両軍は、警戒と監視を強化することにしています。

10月13日 18時41分