https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-00050093-yom-pol

衆院選を前に交際疑惑や問題行動で謝罪を余儀なくされた前議員は、
それぞれの選挙戦を展開している。

「『国会に戻して良かった』と思ってもらえる仕事をすると約束する。ピンチはチャンスだ」

愛知7区に無所属で出馬した山尾志桜里氏は14日、愛知県東郷町での
演説会で声を張り上げた。

既婚男性との交際疑惑が週刊誌に報じられ、民進党を離党した後は謝罪に追われた。
だが、この日は週刊誌報道に触れず、「『総理の天敵』と言われ働いてきた」などと
待機児童解消を巡る実績を強調した。

尾張旭市でのイベント会場では、握手や写真撮影を求める人に笑顔で応じると、
記者団に、自らの選挙後について「中道・リベラルの声を結集する役割が私にもある」
と語った。影を潜めていた強気が戻りつつある。

3月に内閣府兼復興政務官を辞任した長野2区の務台俊介氏(自民党)は、
今も「おわび行脚」の真っ最中だ。務台氏は、台風被害を受けた岩手県岩泉町を視察中、
水たまりをおんぶされて渡ったことなどを問題視された。

長野県松本市であった14日の演説会でも、「大きな判断ミスだった。反省しなければならない」
と釈明に努めた。公示日の10日に岩泉町長が駆けつけ、「務台さんには頑張ってもらいたい」
と励まされたことも紹介したが、すぐに「確かに誤解されるような行為だった。謝るべき時は
真剣に謝る」と謝罪するなど、低姿勢を貫く考えだ。

 ◇愛知7区◇

山尾志桜里 43 無前《2》
鈴木 淳司 59 自前《4》

 ◇長野2区◇

手塚 大輔 34 維新
下条 みつ 61 希元《3》
中川 博司 59 社新
務台 俊介 61 自前《2》

(年齢は投票日現在。《》内数字は当選回数。届け出順)