0001みつを ★
2017/10/16(月) 15:04:16.55ID:CAP_USER9南米ベネズエラで、大統領が独裁色を強めたことに野党側が強く反発する中、２３の州で知事選挙の投票が一斉に行われて締め切られ、選挙結果が注目されています。
ベネズエラでは、２年以上にわたる経済の混乱で退陣を求める圧力が強まる中、マドゥーロ大統領が、ことし８月に大統領派のメンバーで構成する「制憲議会」を発足させ、野党が多数を占める従来の議会から事実上、立法権を剥奪しました。
これに対し、野党側は強く反発しているほか、アメリカのトランプ政権が経済制裁を科すなど、国内外で批判が高まっています。
こうした中、１５日、全土の２３の州で知事選挙の投票が一斉に行われました。
今回の選挙をめぐっては、投票日の直前に、政権側が掌握する選挙管理当局が「治安上に問題がある」として２００以上の投票所を突如、変更したことに対し、野党側が、変更された地区の多くは野党側の支持者が多い地区だと批判するなど、混乱も起きました。
さらに、マドゥーロ大統領が「当選した者は『制憲議会』で宣誓しなければ、その職に就けない」と発表し、「制憲議会」を認めていない野党側に揺さぶりをかけていて、与野党の対立が深まっています。
投票はすでに締め切られていて、選挙の行方しだいでは、収まっていた反政府デモが再燃するなど再び混乱に陥る懸念もあり、結果が注目されています。
野党側が州知事を務めている首都カラカス郊外の投票所に投票に来ていた野党側の支持者の４８歳の男性は「政権側は、国をよくしようとはしておらず、後退させているだけだ」と話していました。
一方、５８歳の女性は「私たちの地区は悲惨な状況です。これ以上、このような状況が進むのはごめんです」と話し、政権側の候補に投票したと話していました。
また、２７歳の男性は、誰に投票したかは明らかにしませんでしたが、「大切なのは、どの党がよいかということではなく、ベネズエラの国民がともに働くことだ」と述べて、分断が進むベネズエラには融和が必要だと話していました。
10月16日 10時50分
