弁護士殺害 県への請求認めず

http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014015161.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

7年前、秋田市で弁護士の男性が、自宅に押し入った男に警察官の目の前で刃物で刺されて
殺害された事件をめぐり、警察の対応に不手際があったとして、遺族が
県に賠償を求めている裁判の判決で、秋田地方裁判所は
「警察官の状況認識に問題があったことは否定できないが、不法行為は認められない」
として遺族の訴えを退けました。

7年前の平成22年11月、秋田市の弁護士、津谷裕貴さん(当時55歳)が
自宅に押し入った男に刃物で刺されて殺害され、男は去年、最高裁判所で無期懲役の判決が確定しています。

この事件をめぐり、津谷さんの遺族は通報を受けて駆けつけた警察官が
犯人と間違えて津谷さんの両腕を取り押さえるなど、警察の対応に不手際があったために
殺害されたとして、県などに対して2億円あまりの賠償を求めています。

判決で秋田地方裁判所の齊藤顕裁判長は、
「警察官の状況認識に問題があったことは否定できないが、それだけで注意義務違反は認められない。
当時の状況では警察官が津谷さんを侵入者と認識したことを非難することはできず、不法行為は認められない」
として、遺族の訴えを退け、県に対する賠償の請求は認めませんでした。

一方、受刑者の男に対する請求は認めました。

10/16 15:35