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茨城県内で大きな浸水被害が出た、おととしの「関東・東北豪雨」で被災し、その後、死亡した6人について茨城県常総市は避難にともなう体調悪化などが要因だとしていわゆる「災害関連死」に認定しました。
関東・東北豪雨による「災害関連死」はこれで12人となりました。
おととし9月の関東・東北豪雨で、茨城県内では3人が死亡し、鬼怒川が決壊した常総市を中心に住宅1万棟近くが浸水する大きな被害が出ました。

常総市が水害のあと、死亡した被災者の遺族から申請を受けて審査を行った結果、おととし10月から去年12月にかけて肺炎や急性心不全などで亡くなった30代から90代までの男女6人を新たに「災害関連死」と認定しました。

市によりますと、6人はいずれも水害によって自宅が「半壊」または「大規模半壊」の被害を受け、生活環境の変化に伴って体調が悪化したり病気が進行したりして、死亡したと認定されたということです。

常総市は、来月をめどに6人の遺族に対し、「災害弔慰金」として500万円から250万円を支給するとしています。

茨城県によりますと、「関東・東北豪雨」では去年12月にも6人が「災害関連死」に認定されていて、これで一連の水害による「災害関連死」は合わせて12人となりました。

10月16日 20時36分