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2017/10/24(火) 00:23:27.34ID:CAP_USER9【10月23日 AFP】ロシアのラジオ局に23日、男が侵入し、女性パーソナリティーの首を刃物で刺す事件が発生した。
襲撃があったのは、政権に批判的な「モスクワのこだま(Echo of Moscow)」の局内。アレクセイ・ベネディクトフ(Alexei Venediktov)編集長はAFPに対し、「何者かが警備員にスプレーを吹きかけて建物に侵入し、われわれのフロアにまで上がってきた」「パーソナリティーのタチアナ・フェルゲンガウエル(Tatiana Felgengauer)氏の首をナイフで刺した」と明かした。
ベネディクトフ氏は、「警備員らが男を取り押さえて警察に引き渡した」と話している。フェルゲンガウエル氏は病院に搬送されたが、命に別条はないという。
現地メディアは後に、建物への侵入者は2人いたものの、ラジオ局のオフィス内に入り込んだのは1人だけだったと報じた。
同局の職員はツイッター(Twitter)に、黒ずくめの服装で、着衣が乱れた男の写真を投稿した。
フェルゲンガウエル氏は同局副編集長の一人で、朝のニュース番組の司会を長く務めてきた。反政権派の集会にも積極的に関与しており、フェイスブック(Facebook)上には多くのフォロワーがいる。
モスクワのこだまは、反政権派のゲストを定期的に迎えており、国営ガスプロム(Gazprom)が筆頭株主であるにもかかわらず、政権批判を展開することで知られる。
ロシアではジャーナリストを標的とした襲撃が頻発。米ニューヨーク(New York)に本拠を置く国際非営利団体「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、1992年以降で52人が死亡しているという。またジャーナリストに対する脅迫は放置され、襲撃事件の捜査も進んでいない。
同じく同局でパーソナリティーを務めていたユリア・ラチニナ(Yulia Latynina)氏も、自家用車や自宅への襲撃が相次いだことを受けて、今年に入って同国を離れている。(c)AFP
2017年10月23日 21:40 発信地:モスクワ/ロシア
https://i0.web.de/image/252/32593252,pd=3,f=lead-s-2x/echo-moskwy.jpg
首を刺されたタチアナ・フェルゲンガウエルさん
http://www.br.de/nachrichten/tatjana-felgengauer-dpa-100~_v-img__16__9__l_-1dc0e8f74459dd04c91a0d45af4972b9069f1135.jpg?version=8742a