http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171025/k10011197181000.html

埼玉県と群馬県の高校から大量の野球のボールを盗んだとして逮捕された男らは、
衛星画像で地上の状況を確認できる「グーグルアース」を使って高校の周辺に
住宅がないかなどを調べていたことがわかりました。
警察は、住民に目撃されないように入念に下調べをしたうえで盗みを繰り返していたと
見て調べています。

ことしの夏、関東地方の高校など20校では、およそ9500個の野球のボールなどが
盗まれる被害が相次ぎ、このうち水戸市の土木作業員、大崎晋太朗容疑者(20)らは、
埼玉県久喜市と群馬県伊勢崎市の高校から合わせておよそ400個のボールを盗んだ
疑いなどが持たれています。

大崎容疑者ら3人は、インターネットを通じてボールを売却していましたが、盗難被害に
ついて報道されると、茨城県内の河川敷にボールを捨てたり、事件の際に履いていた
靴などを燃やしたりしたということです。

その後の調べで3人は、盗みに入る前に衛星画像で地上の状況を確認できる
「グーグルアース」を使って高校の周辺に住宅や店舗がないかなどを調べていた
ことがわかりました。

調べに対し「住宅が密集する地域だと目撃されると思った。また私立高校だと警備が
しっかりしているため、県立高校を選んだ」などと供述しているということです。
警察は、住民に目撃されないように入念に下調べをしたうえで、盗みを繰り返していたと
見て調べています。