衆院選の投開票日前日の21日に兵庫県川西市の選挙管理委員会に所属する職員の男(51)が勤務中に起こした死亡事故に絡み、兵庫県警川西署が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、勤務先の川西市役所を家宅捜索したことが26日、県警への取材で分かった。男は1カ月以上も休まず勤務しており、県警は過労運転の可能性も視野に捜査を進めている。

 事故は21日午後4時45分ごろ発生。市選管事務局主幹の男が公用車で片側2車線の直線道路を走行中、軽乗用車と正面衝突。軽乗用車を運転していた大阪市東淀川区の女性(66)が死亡し、同乗の女性(59)が大けがをした。県警は同法違反容疑で男を現行犯逮捕した。

 市選管によると、男は9月19日以降、1日も休みがなく、残業時間は100時間を超えていた。事故原因を特定するため、県警は市役所を25日に捜索。男の勤務状況に関する資料を押収し、当時の男の健康状態などを調べている。

配信2017.10.26 15:11更新
産経WEST
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