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携帯電話最大手、「NTTドコモ」のことし9月の中間決算は、激しい価格競争の中、割安な料金プランを相次いで導入した影響で、本業でのもうけを示す営業利益が前の年度を6%下回って、3年ぶりの減益となりました。

「NTTドコモ」が26日に発表したことし4月から9月まで半年間のグループ全体の決算によりますと、売り上げは、2兆3001億円と前の年度の同じ時期を0.5%上回った一方、本業のもうけを示す営業利益は5487億円と、6.3%減少しました。

中間決算で営業利益が減少したのは、定額の通話プランを導入した平成26年以来、3年ぶりです。

これは、携帯電話の大手各社や格安スマホの事業者との激しい価格競争で、新たな割安プランを相次いで導入したことなどが主な理由です。

今年度1年間の業績予想では、設備投資の抑制などでコストを削減し、営業利益は昨年度より1%余り増加するとしています。

記者会見で吉澤和弘社長は、「利用者への料金面の還元は、家族やシニアなどに力を入れながら、効率化によって収益を確保したい」と述べました。

10月26日 20時05分