イタリアに「スタバ」初進出、カフェ戦争が勃発
2017年10月27日 10時04分
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ローマのバルでは、客の多くが一口程度のエスプレッソを立ち飲みし、5分程度で店を後にする(26日、佐藤友紀撮影)

 【ローマ=佐藤友紀】苦みの強いエスプレッソなど独自のコーヒー文化が根付くイタリアに来年、米コーヒーチェーン大手「スターバックス」が初進出する。

 スタバが第1号店を開く北部ミラノでは、地元コーヒーメーカーがスタバの予定地周辺にこぞってカフェをオープンさせるなど、前哨戦が展開されている。

 伊コーヒー会社のラバッツァ社は9月中旬、ミラノ中心部のスタバの予定地付近に初の旗艦店をオープンさせた。イリー社はさらに早い今年5月、近くに新店舗を構えた。いずれも、スタバを意識した動きと受け止められている。

 スタバは今年2月、2018年後半にミラノ中心部に焙煎ばいせん所を併設した広さ約2400平方メートルの大型店舗「スターバックス リザーブ ロースタリー」を開くと発表。今後、約6年で伊全土に200店以上を展開する目標も打ち出した。