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2017/10/27 10:02

 【ローマ=共同】ローマ法王フランシスコは26日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の米国、ロシア、イタリアの宇宙飛行士6人と衛星回線を通じて約20分間、映像と音声で会話を交わした。法王と宇宙との交信は、2011年に当時の法王ベネディクト16世が初めて行った。

 法王は6人が映ったスクリーンの前に座り、無重力での活動や人類の愛などに関して質問した。指揮官を務める米飛行士のブレスニク氏は宇宙から見た地球について「私たちの存在がいかにもろいものか実感させられる」と語った。

 イタリア人のネスポリ飛行士が「神学者や詩人、作家たちが宇宙に来て、宇宙の中で人類が何を意味するのかを探求してもらいたい」と訴えると、法王は笑顔でうなずいていた。