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10月28日 7時39分

イラクで日本文化を紹介するイベントが開かれ、アニメキャラクターや空手の実演などが人気を集めました。
このイベントは、イラクの首都バグダッドでの国際見本市に合わせて、現地の日本大使館が企画しました。

会場では、アニメキャラクターの人形から伝統の着物まで日本の新旧の文化や生活様式が紹介され、訪れた人たちが興味深そうに写真を撮っていました。
来場者からは「着物という服は、彼らの歴史を着ているようなものでおもしろいです」とか、「日本のコーナーにはいつも真っ先に来るようにしています」といった声が聞かれました。

特に人気だったのは空手の実演で、地元で空手を習っている子どもたちが鋭い蹴りで木の棒を折る技を披露すると拍手と歓声がわき起こっていました。

イラク駐在の岩井文男大使は「イラクでは治安の改善がなかなか進まない中、人々はつらい暮らしを強いられていますが、イベントで少しでも憩いを感じてもらいたいです」と話していました。

また見本市には、イラクで過激派組織IS=イスラミックステートに対する作戦に終わりも見えてきた中、今後のビジネスチャンスを得ようと日本からオフィス機器や工具のメーカーなど、これまでで最も多い20の企業や団体が出展し、製品の品質の高さをPRしていました。

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