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 門司港発祥とされる「バナナのたたき売り」の継承を目指す「門司港バナナ塾」の11期生が28日、北九州市門司区の門司港レトロ港ハウスで最終講義を受け、15人に修了証書が渡された。

 バナナ塾は、「門司港バナナの叩たたき売り連合会」などでつくる実行委員会が毎年、伝統芸の担い手育成を目指して開講。今年は市内外の18人が参加し、計10回の講義でたたき売りの起源や口上などを学んだ。

 最終回は、修了証書を受け取った塾生らが互いに受講の成果を披露。客寄せの「バナちゃん節」を歌ったり、「サァ買こうた サァ買うた」と威勢の良いかけ声を上げたりした。

 今期の塾生で最高齢だった同区の男性(80)は「子どもの頃からたたき売りを聞いていて、まねしてみたいと思っていた。これからも練習を続け、いつか人前でやってみたい」と話していた。

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