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10月30日 1時04分

台風22号は温帯低気圧に変わりましたが、急速に発達しながら北海道に近づく見込みで、北日本や東日本を中心に非常に強い風が吹くおそれがあります。気象庁は引き続き、暴風や高波などに警戒するとともに、大雨が降った地域では川の増水にも警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、台風22号は、西日本と東日本の沿岸を進んだあと、三陸沖で温帯低気圧に変わりました。

北日本や、東日本の日本海側を中心に風が強まり、山形県庄内町で午前0時半に28メートル、新潟空港で午前0時10分すぎに27.3メートル、札幌市で午前0時21分に21.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。

温帯低気圧は急速に発達しながら朝には北海道に近づく見込みで、関東では30日明け方にかけて、北日本では夜遅くにかけて非常に強い風が吹くおそれがあります。
30日の最大風速は、北海道で25メートル、東海と関東、それに伊豆諸島で23メートル、北陸で22メートル、東北で18メートルで、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達すると予想されています。
波の高さは、伊豆諸島で8メートル、東海で7メートル、関東と北海道で6メートルの大しけになり、東北と北陸では5メートルと予想されています。

また、これまでに降った雨で千葉県と茨城県では河川が増水し、氾濫の危険性が非常に高い氾濫危険水位を超えている川があります。

気象庁は引き続き、暴風や高波に警戒するとともに、大雨が降った地域では川の増水にも警戒するよう呼びかけています。