神道ってのは人類学的に言うと呪術の一種なんですな
祖先や自然の霊魂と意思を通じてその霊力の吉凶を支配するために
一定の儀礼が必要であり有効であるという、これが呪術なんですね

日本人は意識してないけど神社の祭りも呪術なんですよ
これは柳田國男が調べたことだが
祭神の霊は夜中にやってきて食事をとる
だから祭りの始まりは実は前日の深夜なのです

そして夜が明けると氏子の幸福をご覧になるから、神輿にのせて村を練り歩く
ちなみに神輿に霊魂が乗ってるって知ってる人はほとんどいないでしょう

このような呪術の儀礼の集大成が神道であり、それはニューギニアやインドネシアや台湾によくある土着信仰なんですな