https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201710/sp/0010688681.shtml
神戸産のブドウのみを使う神戸ワイン
の輸出が本年度、1万2千本(720ミリリットル換算)に達する見込みとなった。主な輸出先である中国とうまく連携できず、一度は挫折した輸出事業だが、2015年度の本格再開後はうなぎ上り。「中華料理に合うワイン」として中国市場の注目を集めており、醸造・販売する一般財団法人「神戸みのりの公社」(神戸市西区)の関係者は「神戸ビーフに続く、海外に通用するブランドに育てたい」と意気込む。(村上晃宏)

 神戸ワインは、神戸市が農業振興を目的に栽培を始めたブドウが使われ、1984年に販売開始。現在、同市西区と北区にある専用の畑と神戸ワイナリー農業公園(同市西区)の畑計約40ヘクタールでブドウを栽培し、年間約30万本(720ミリリットル換算)を醸造する。

 輸出は08年度から取り組むが、当初はイベントでの限定販売だった。同年度の輸出数は約6500本。09年度は約1万3千本に増えたが、多くはサンプルとして安く買いたたかれた上、中国国内の流通経路も確保できなかった。その後、販売先の現地業者とのつながりがなくなり、輸出事業は挫折。10〜14年度は500本以下にまで減り、14年度は34本だったという。

 風向きが変わったのは3年前。輸出・輸入代行会社「グロースターズ」(同市中央区)の張宇(ちょうう)代表取締役(36)と業務提携し、張さんのコネクションや助言を得て、海外展開に改めて注力した。すると、展示・販売会での人気は上々で、輸出数は15年度が約3300本、16年度が約6千本。17年度は上半期で約6千本に上り、年度全体では1万2千本の輸出を見込む。

 百貨店やレストランなど継続的に仕入れる業者も増え、マカオでは土産物店に神戸ワイン専用コーナーが設けられた。さらに、シンガポールやベトナムへの輸出の話も舞い込んできているという。

 今年初めに東京であったワイン審査会「サクラアワード」では、世界37カ国4212点から、神戸ワインが中華料理に最も合うと認定された。神戸みのりの公社ワイン事業部長の大西省三さん(59)は「農家と品質向上に取り組んだ成果が実を結び始めている」と手応えを口にする。

香港で開いた展示会
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201710/img/a_10688682.jpg
輸出本数
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201710/img/a_10688683.jpg

※色物スレになります
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1509194720/1