http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171031/k10011204921000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027

10月31日 0時00分

新酒の完成を知らせる飾り「酒林」の取り付けが兵庫県内の酒どころで始まっています。

このうち、西宮市の白鹿記念酒造博物館では入り口脇の天井から直径が90センチ重さが100キロほどの酒林がつり下げられました。

この博物館では、毎年、近くの蔵元がその年仕込んだ新酒を初めて搾る「初上げ」の日に酒林を飾りつけていて、30日は6人がかりで作業をしました。

竹で編んだかごに杉の葉を差してつくる酒林は、はじめは青々としていますが、年が明ける頃には茶色くなります。この時期と、寝かせた新酒が熟成しておいしくなる時期とがほぼ重なるとされていて、この蔵元は12月中旬から新酒を売り出すということです。

10年前から、蔵本で酒林づくりを担当している阿部大輔さんは「酒がおいしくなるよう思いを込めて酒林も作ったのでぜひ見に来てほしい」と話していました。


スギの葉でつくられた重さ約100キロの酒林=西宮市鞍掛町、白鹿記念酒造博物館
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201710/img/a_10690703.jpg