0001みつを ★
2017/10/31(火) 08:16:37.89ID:CAP_USER910月30日 22時19分
秋サケの記録的な不漁でイクラの価格の高騰が続く中、イクラをふるさと納税の返礼品にしている自治体では、返礼品を取りやめるなどの影響が出ています。
北海道では例年10月は秋サケ漁の最盛期ですがことしは記録的な不漁で、イクラの取り引き価格が高騰しています。
札幌市中央卸売市場では、主な生産地になっている北海道東部のイクラの取り引き価格は、30日の時点で高いもので1キロ当たり1万2960円で、去年の同じ時期のおよそ2倍です。
こうした中、北海道の自治体ではふるさと納税の返礼品にも影響が出ていて、寿都町では、10月の上旬から、急きょ1万円の寄付の返礼品としていた600グラムのイクラを510グラムに減らすなど量を減らすケースが出てきました。
新ひだか町では、1万5000円の寄付で受け取れた「イクラのしょうゆ漬けとサケの切り身」のセットを1万8000円とするなど、寄付の金額を引き上げるケースも出ています。
また網走市では一部のイクラの返礼品を10月で取りやめたほか、えりも町でも、イクラが入ったさまざまな返礼品について、寄付の額を2割から3割上げざるを得なくなったものがあるということです。
えりも町産業振興課の中川雅三さんは「不漁が続き、業者から寄付額を見直したいという要望が寄せられていた。漁の出来は自然任せなのでしかたない部分があるが、こういうときだからこそふるさと納税で地域を応援してほしい」と話していました。
青森の人気どんぶり「のっけ丼」でも
イクラの価格高騰の影響は各地に広がっていて、青森県では観光客などに人気のどんぶり、「のっけ丼」のイクラの量が大幅に減る店も出ています。
青森駅近くの市場は、およそ30の店を巡りながら、購入した好みの海産物をごはんにのせその場でオリジナルのどんぶりをつくる「のっけ丼」が、観光客などに人気です。ところがことしはイクラの価格の高騰が、この名物にも影を落としています。市場に出店している鮮魚店では、イクラのしょうゆ漬けを、「のっけ丼」の具材として、1パック200円で提供しています。ところが仕入れ値が上がる一方、イクラは特に観光客の人気が高いため、手軽に購入できるよう値段はそのままに据え置いて、量を去年の半分に減らして対応しているということです。
64歳の店主の男性は「ことしのサケの漁獲高が減ると来年用のイクラの加工量が減ってしまう。このままではのっけ丼の具材として提供できなくなるかもしれない」と不安そうに話していました。