米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は30日、ソフトバンクグループが、傘下の米携帯電話4位スプリントによる同3位TモバイルUSとの合併協議を中止させると報じた。関係者の話として伝えた。

 ソフトバンクとTモバイルUSの親会社ドイツ通信大手ドイツテレコムは、合併後の新会社の株式はドイツテレコム側が過半数を握る方向で協議を進めていた。しかし、ソフトバンクは主導権を失うことに懸念を表明したという。

 スプリントは、TモバイルUSと合併しない代わりに、自社の通信網の整備に巨額投資を行う計画としている。

 この報道が30日、米株式市場に伝わると、スプリント株とTモバイルUS株は急落した。(共同)

http://www.sankei.com/smp/economy/news/171031/ecn1710310010-s1.html