0001みつを ★
2017/11/01(水) 19:08:58.66ID:CAP_USER911月1日 16時24分
女性に最も多い乳がんなどで、遺伝子の変異が原因と見られる患者に、家族にがん患者がいるかといった、聞き取り方の具体的な注意点などをまとめた診療の手引きが初めて作られました。
この手引きは、乳がんや卵巣がんのうち、「BRCA」と呼ばれる遺伝子の変異がある患者の治療や、検査のポイントを厚生労働省の研究班が初めてまとめました。
この中には、家族にがん患者がいるかといった具体的な聞き取り方などを示して、必要な人に遺伝子検査を勧めるとしている一方で、検査をしたくない人がいることも考慮するほか、がんがなくても乳房や卵巣を切除する予防的な手術を検討する際に、希望者にはカウンセリングを提供するよう求めるなど、診療のポイントや患者への説明の注意点などを150ページ余りにまとめています。
「BRCA」遺伝子の検査は、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが受け、その結果をもとに乳房を予防的に摘出したことで注目を集め、現在国内では年間およそ4000件が行われ、今後さらに増えると見込まれています。
研究班の代表でがん研究会有明病院の新井正美部長は「遺伝子との関連を踏まえたがんの治療は、これから増えていく見通しで、患者がリスクを適切に管理できるよう医療者は手引きを元に診療をしてほしい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171101/K10011207081_1711011701_1711011702_01_02.jpg