産経ニュース2017.11.3 17:22更新
http://www.sankei.com/affairs/news/171103/afr1711030018-n1.html

内閣府は3日、「運転中の携帯電話使用に関する世論調査」の結果を公表した。自動車などの運転中に携帯電話を使用したことが「ある」と回答した人は36.5%だった。平成16年に道路交通法を改正して運転中の携帯電話の使用は禁止されたものの、周知が十分には徹底されていないことが浮き彫りになった。

 政府が運転中の携帯電話使用について調査したのは初めて。

 運転中の携帯電話の使用が処罰の対象となることを「知っていた」と回答したのは86.3%だった。

 携帯電話の使用が関わった交通事故は増加傾向にある。警察庁によると、昨年は大流行したスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の影響もあって1999件あり、うち27件が死亡事故だった。

 回答者の過半数は、運転中の携帯電話使用を防止する有効策として処罰の厳罰化や違反点数の引き上げなどの罰則強化(58.3%)や、警察による取り締まりの強化(51.1%)を挙げた。

 調査は8月24日から9月3日まで、全国18歳以上の男女3千人を対象に個別面接で実施された。回収率は63.7%だった。