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去年の熊本地震で大きな被害を受けて復旧工事が行われている熊本城の天守閣で、しっくいを雨から守る仮設の屋根を設置する作業などが報道陣に公開されました。

熊本城の天守閣は、去年の熊本地震で屋根瓦が落ちたり柱が損傷したりする被害を受け、現在、復旧工事が2年後までの外観部分の完了を目指して行われています。

2日は、大天守の最上階である6階の屋根の上に、仮設の屋根を設置する様子などが報道陣に公開されました。

仮設の屋根は、屋根瓦に塗るしっくいが雨にぬれて固まりにくくなるのを防ぐために設置されるということで、作業員はクレーンを操作しながら慎重に作業を進めていました。

2日は国の重要文化財に指定されている「宇土櫓」を再建するため、崩落した部分を回収する作業や、石垣が大きく崩れた「飯田丸五階櫓」の倒壊を防ぐ作業の様子も公開されました。

熊本城総合事務所の城戸秀一主査は「天守閣の外観が元の姿に近づく工事の様子は一般の人も離れた場所からですが、見ることができるので、見ていただきたいです」と話していました。


11月2日 19時07分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171102/k10011208831000.html