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11月7日 15時09分

アメリカ南部テキサス州で5日、男が教会で銃を乱射し、1歳半の幼児を含む26人が死亡した事件で、容疑者の男はアメリカ空軍に在籍していた時に妻子への暴行容疑で除隊処分を受けましたが、空軍は犯罪情報を司法当局に伝達していなかったことがわかりました。伝達されていた場合、男は銃を購入することができず、空軍は経緯について調査を始める意向を示しました。

アメリカ南部テキサス州の教会で5日午前、男が銃を乱射し、1歳半の幼児を含む26人が死亡、20人がけがをしました。男は空軍で勤務経験があるデビン・ケリー容疑者(26)で事件後、車の中で死亡しているのが見つかりました。

犯行には殺傷能力の高いライフルが使用され、車の中から拳銃2丁が見つかり、いずれも2014年以降に購入されたことがわかっています。

ケリー容疑者はアメリカ空軍に在籍していた2012年に妻子に暴力を振るったとして軍法会議で有罪となり除隊処分を受けましたが、その後の調べで、空軍はケリー容疑者の犯罪情報を司法当局に伝達していなかったことがわかりました。

アメリカメディアによりますと、犯罪情報が伝達されデータベースに登録されていた場合、銃を購入することができなかったということで、空軍は経緯を調査する意向を示しました。

警察当局は、ケリー容疑者と家族の間にトラブルがあった可能性を示し、引き続き動機の解明を進めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/K10011214301_1711071430_1711071509_01_02.jpg