http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/k10011214611000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_005

11月7日 17時52分

相模湾に面した神奈川県逗子市で、園児や中学生が参加して大津波を想定した避難訓練が行われました。

逗子市は、県の予測で最大およそ13メートルの津波が想定されていて、訓練は震度6強の地震が発生し大津波警報が発表されたという想定で行われました。

はじめに、防災行政無線で警報が流れると、標高およそ6メートルの地点にある保育園では、0歳から6歳の園児170人が先生におんぶされたり2人1組で手をつないだりして、津波避難ビルに指定されている近くの中学校を目指しました。

園児たちが到着すると、中学生が安全にも配慮しながら園児の手を引いたり抱き上げたりして階段を上り、高さおよそ15メートルの校舎の4階に誘導しました。

参加した中学3年の男子生徒は「4階まで園児をだっこしました。いざ津波が来たときにきょうの訓練を生かしたいです」と話していました。
参加した双葉保育園の横地みどり園長は「訓練を重ね、地域や中学生の力も借りながら、子どもたちをとにかく安全な場所に避難させたいです」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/K10011214611_1711071753_1711071754_01_02.jpg