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11月7日 17時59分

アメリカのトランプ大統領は、核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への対応について、「核実験とミサイルの発射を続ける北朝鮮は、国際社会の脅威だ。世界の何百万人という人々の命を脅かしている」と述べて、中国とロシアをはじめとする各国に北朝鮮への圧力を最大化すべきだという考えを示しました。アジア歴訪の2番目の訪問国、韓国のソウルで行われたムン・ジェイン(文在寅)大統領との首脳会談の後で行われた記者会見の中で述べました。

また、北朝鮮への対応について、「アメリカは、必要と判断すればあらゆる軍事力を駆使する。われわれは今、3隻の空母、そして原子力潜水艦を展開させているが、使わないで済むことを望む。北朝鮮は非核化に向けて対話のテーブルに戻るべきだ。そのことは北朝鮮の人々、全世界の人々のためになる」と述べ、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長に対し、対話のテーブルに就くよう訴えました。

さらに、北朝鮮への圧力を最大化させることについて、「中国は極めて協力的だ。ロシアも同様に協力的だ。加えていくつかの国も協力を始めている」と述べ、北朝鮮のキム・ジョンウン体制に対する国際包囲網は、一段と狭まっているという認識を示しました。