北海道函館市では、早くも、おせち料理として人気があるかずのこの生産が最盛期を迎えています。

函館市の食品加工場では、かずのこ作りが最盛期を迎えていて、臨時の従業員を含む15人が作業に追われています。

この加工場では、かずのこの原料として主に北米産のニシンの卵を使っていて、従業員は、塩漬けにした卵がほどよい固さに仕上がっているか確認しながら、一つ一つ丁寧に化粧箱に並べていました。

かずのこの生産団体は、血液の流れをよくする成分が含まれていることなどをPRし、年間を通じた消費を目指していますが、この加工場では、年間の出荷量の80%が年末年始に集中しているということです。

函館市水産加工業協同組合の竹田英二組合長は「昔からお正月に欠かせない伝統の食品なので、家族団らんの席などで食べてもらいたい」と話していました。

かずのこは、お歳暮やおせち料理として、来月にかけて需要がピークを迎えるということで、作業は来月下旬ごろまで続きます。

配信11月8日 13時06分
NHK NEWS WEB
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