0001みつを ★
2017/11/09(木) 23:00:24.96ID:CAP_USER911月9日 22時25分
ベトナムで開かれていたＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議は、当初の予定を延長して９日も協議を続けた結果、閣僚声明を出すことで大筋合意に達し、閉幕しました。
８日、ベトナム中部のダナンで開幕したＡＰＥＣの閣僚会議は、当初は日本時間の８日夜に閣僚声明を発表して閉幕する予定でしたが、声明の調整が難航したため日程を延長し、９日も協議を続けました。
その結果、会議は閣僚声明を出すことで大筋合意に達し、日本時間の９日午後、閉幕しました。ただ、閣僚声明の内容については、依然として調整が続いているということで、発表は遅れる見通しです。
今回の閣僚会議は、自由貿易に対する基本的な立場の違いから、声明はまとまらないのではないかという見方も出ていましたが、足並みの乱れが際立たないよう閣僚声明につなげることを優先したものと見られます。
ＡＰＥＣは１０日からは首脳会議が開かれますが、自由貿易をめぐる立場の違いをこえて、各国や地域が一致した姿勢を打ち出せるかが焦点になります。
経産相「米国含めた閣僚声明の合意は成果」
ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席した世耕経済産業大臣は、日本時間の９日夜、記者団に対し、「自由貿易の推進や多国間の貿易の重要性などの認識は共通している。アメリカも含めて閣僚声明を出すことで合意したことは大きな成果だ」と述べました。
また世耕大臣はアメリカのトランプ政権を念頭に、「今回はいろんな政治状況が変わって、実質的に初めてのＡＰＥＣになるわけだから、調整に時間がかかっても全くおかしくない」としたうえで「閣僚声明の発表はできるかぎり早いほうがよいとは思うが、少しゆとりを持って見たい」と述べました。
議長国ベトナム 成果を強調
ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議のあと、議長を務めたベトナムの閣僚が９日記者会見を開きました。
この中で、ミン外相は「世界経済が不確実な状況にある中、各国は、アジア太平洋地域で自由貿易と投資の促進に向けて協力し続ける決意を示した」と述べました。
また、アイン商工相は「世界が保護主義的な傾向に直面する中、考え方の違いはあっても、ＡＰＥＣ加盟国のみならず、世界に利益をもたらす取り組みを進めることで合意した」と述べて、成果を強調しました。
