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11月9日 17時22分

商店街の活性化につながる優れた取り組みを表彰する催しが9日開かれ、全国の酒蔵の日本酒や地域の特産品が楽しめるイベントを企画して売り上げの拡大につなげた千代田区の商店街がグランプリに選ばれました。

この催しは、商店街の魅力や役割について知ってもらおうと東京都が開いています。ことしは、寺や路地などを撮影スポットに活用してコスプレイベントを開き多くの人を集めた商店街や、見守りパトロールを行って地域の交流を深めた商店街など5つがノミネートされました。

催しでは、商店街の活性化について話し合うディスカッションが行われ、去年グランプリを獲得した杉並区の商店街の会長が「若い人たちは商店街のような対面式の店での買い物に慣れておらず、なかなか来てもらえない。若いお母さんたちと交流して訪れてもらえる商店街づくりに生かしている」などと意見を述べました。

このあと表彰式が行われ、ことしは全国の酒蔵の日本酒や地域の特産品が楽しめるイベントを企画し、売り上げの拡大につなげた千代田区の商店街がグランプリに選ばれました。

グランプリを受賞した「東京交通会館名店会」の乙黒義明会長は「われわれの商店街には、50年以上営業している店も新しい店もある。一体となってますます努力し、地域に貢献していきたい」と話していました。