栃木県那須町で3月に高校生ら8人が死亡した雪崩事故を受け、長野県教育委員会は11日までに、高校の山岳部員らが雪山登山をする際、雪崩遭難時に備え電波を発信するビーコン(電波受発信器)を貸し出すことを決めた。スポーツ庁によると、全国的に珍しい取り組み。

 那須町の事故では、教員や生徒がビーコンを携帯しておらず、安全管理の不備が指摘されていた。長野県教委は、事故後に設置した山岳関係者らによる検討委員会で安全対策を協議。可能な限りビーコンの携帯を求めるなどとした独自指針を10月に策定した。

 ビーコンは1台当たり3万〜5万円と高額なため、貸与を決めたという。(共同)

配信2017年11月11日 17時27分
東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017111101001547.html